心子のサービスについて

Service
サービス

レベル1

カウンセリング開始から3回目まで取り組みます。
主訴や成育歴、何が問題なのか、どうしていくことが必要なのか、傾聴とアセスメントにより取り組むべき課題を明確にしていきます。

レベル2

3回目以降から、パッケージに沿ったカウンセリングコースを実施していきます。

メタ認知トレーニング

2007 年にドイツ、ハンブルク大学の Moritz教授が考案した心理的アプローチ方法の一つです。
“考え方の癖”によって、わずかな情報から結論に飛躍したり、誤った記憶に過度に固執するなどの誤った物事の捉え方の癖を減らすためのトレーニングです。
その内容は、心理学的メカニズムの説明と、楽しみながら学ぶことができる話し合いをするものとなっています。
集団認知行動療法よりも講義の要素が大きく、学習という色合いの濃い内容になっております。
ご自分の心の問題を心理学的メカニズムに沿って客観的に理解することができます。

帰属(物事の原因帰属先を考える)
結論への飛躍 Ⅰ(根拠が十分に無いにも関わらず物事を決めつけてはいけない)
思い込みを変えよう (強い思い込みを改善する)
共感すること Ⅰ(こころの理論―相手の立場に立って考えるー)
記憶(記憶への過信を知る)
共感すること Ⅱ(こころの理論―自分の知らない場面での相手の行動は知る由もないー)
結論への飛躍 Ⅱ(根拠が十分に無いにもかかわらず物事を決めつけてはいけない)
自尊心と気分(抑うつ的思考スタイルによって自尊心は低下する)

メタ認知トレーニング は上記のように8つの内容があります。
まず、物事や状況の把握を正しく捉えるために『帰属』『記憶』『共感』が基本となります
物事の状況や把握が正しく捉えられないことで起き易くなるものが『結論への飛躍』です。
そして、主観的な『思い込み』が生じることとなります。
メタ認知トレーニングが全内容を通して強調していることは、『人は間違えるのが当然』『間違いに気付いて考えを修正する』『間違いに気付いて修正するためには人に相談したりよく観察するなどして情報を多く集める』ということです。
また、メタ認知トレーニングで最も重要な特徴は、“人は時に状況把握も曖昧になるし、結論へ飛躍してとんでもないことを思い込んで、自分はダメ人間に違いないと自信がなくなるものだ”という前提で、それに気づいて修正していく必要性を強調しているところにあります。
決して、“正しく状況把握をしましょう、結論へ飛躍したり思い込んだりしてはいけません、自信をなくさないようにしましょう”という視点だけではないところが新しい心理的アプローチ方法のひとつとして注目されています。

個人メタ認知トレーニングコース(全8回×2サイクル)
メタ認知トレーニングをカウンセラーと1対1で行います
集団メタ認知トレーニングコース(全8回×2サイクル)
メタ認知トレーニングを5~8人程度の集団で行います

認知行動療法

認知行動療法の「認知」とは、ものの受け取り方や考え方のことを言います。
私たちは自分が置かれている状況を常に主観的に解釈しています。強いストレスを受けた時や、うつ状態に陥っている時などは、認知に歪みが生じ、悲観的に捉えやすくなったり攻撃的に捉えやすくなったりしてしまいます。その結果、更に抑うつ感や不安が生じ、適応的な行動が取れなくなってしまいます。さらにその結果、ますます認知の歪みがひどくなり、抑うつ感や不安も増大するという悪循環に陥ります。

認知行動療法では、ストレスを感じた時に頭の中に思い浮かんでくる「自動思考」と呼ばれる思考に注目します。それがどの程度現実と食い違っているのかを検討することで、思考のバランスを取っていきます。認知行動療法の効果を上げるためには、カウンセリングや集団認知行動療法の最中だけではなく、日常の中でもホームワークに取り組むことが大切になります。

認知行動療法お試しコース(全3回)
まずはお試しで、認知行動療法をカウンセラーと1対1で行います
認知行動療法コース(全12回)
認知行動療法をカウンセラーと1対1で習得します
集団認知行動療法コース(全12回)
認知行動療法を集団(5~8名程度)で行います

実施時間は1時間、全12回で1クールとして実施します。集団で行うことにより、複数の参加者の意見や考え方を聴くことができ、思考の幅が広がりやすくなります。また、他者も同じような悩みを抱えていることに気づき、自分だけではないという安心感を持つことにもつながります。他者に支えてもらうこと、他者を支えることの価値に気づいたり、他者に自分の意見を言うこと、他者の意見を受け入れること、などの練習にもなります。

回想法

回想法とは、昔の懐かしい写真や音楽、昔使っていた馴染み深い家庭用品などを見たり、触れたりしながら、昔の経験や思い出を語り合う心理療法です。1960年代にアメリカの精神科医、ロバート・バトラー氏が提唱し、認知症の方へのアプロ―チとして注目されています。認知症の方、認知症を予防したい高齢者の方のプログラムです。

今までの自分の人生を振り返り、人生を再確認することで、現在の自分も肯定的に受け入れやすくなります。回想法は今の自分を認め、人生を豊かにするための手段のひとつとも言えます。昔のことを思い出して言葉にしたり、相手の話を聞いて刺激を受けたりすることで脳が活性化し、活動性・自発性・集中力の向上や自発語の増加が促され、認知症の進行の予防となります。また、昔の思い出に浸り、お互いに語り合う時間を持つことで精神的な安定がもたらされます。共有の話題を楽しむ仲間と過ごすと不安や孤独感が和らぎ、高齢者のうつ症状の改善・予防としても効果があります。

個人回想法コース(全8回)
回想法をカウンセラーと1対1で行います
集団回想法(全8回)
回想法を5~8名程度の集団で行います